オープンスクールの準備について!チェックポイントやマナーも解説【三国中学校専門個別指導塾】【マナプラス】
大阪府高校受験学校見学は、その学校の雰囲気や教育方針を知るために大切です。進学先の高校を選ぶ際には、希望する高校の見学をしておきましょう。事前に学校の雰囲気を理解しておくことで試験当日の緊張も和らげられます。
今回は、学校見学にはどのような種類があるのか、どのような準備をすべきなのか、さらに学校見学時のマナーなどを解説します。
学校見学ができるイベントの種類
学校見学ができる機会はたくさんあります。学校説明会やオープンスクールの他、文化祭で生徒の雰囲気を知るのもおすすめです。
行きたい学校に足を運ぶことで受験勉強に対するモチベーションアップも期待できますよ。
学校説明会
学校説明会ではその名のとおり、学校の教育方針、カリキュラムなどを説明してもらえます。生徒の学園生活の様子や、大学、就職などの進路実績も確認できます。
説明するのは実際にその学校で指導を行う教師であることが多く、進学へのイメージも湧きやすいです。
大規模な学校の場合はビデオで説明があったり、その学校を卒業した著名人からのメッセージがあったりすることもあります。
オープンスクール
オープンスクールはより学校の普段の雰囲気を理解しやすいイベントです。
説明会や資料だけではわからない、授業の様子や部活動の様子を見学、体験できます。
学校説明会は受験生だけでなく保護者に向けて行われる意味合いも強いですが、オープンスクールは受験生本人がその学校を選びたいかどうかを決めるために行われる傾向が強いです。
文化祭
文化祭はその学校の生徒がさまざまな催し物を開催するイベントです。屋台、演劇、部活動体験など、さまざまな楽しみ方ができます。
生徒と直接交流できる機会で、受験生にとっては大きな刺激になってくれます。
近年はセキュリティ面の観点から、招待された人しか参加できない文化祭も多いため、事前にリサーチしておく必要があります。
合同説明会
複数の学校が1つの会場で説明会を行うのが合同説明会です。学校ごとにブースが分けられており、受験したい学校のブースで説明を受けます。
一度に複数の学校の情報を集められるので、まだ進路が明確になっていない段階での参加がおすすめです。
土日に開催されることが多く、保護者同伴で参加する受験生も多いです。
学校見学時のチェックポイント
学校見学はただ参加するだけでは意味がありません。
下記で紹介するチェックポイントをしっかり見極め、自分の理想の学校を選ぶ必要があります。
雰囲気、教育理念、先生の様子など、各項目を確認しつつ見学しましょう。
生徒の雰囲気
生徒は前向きに授業に取り組んでいるか、授業の雰囲気を確認してください。
高校卒業後大学進学を検討している場合、大学受験に向けて勉強を重ねる必要があります。
そのときに周囲の生徒と一緒に切磋琢磨できるか、刺激を与えあいつつモチベーションを維持できるかは重要なポイントです。
授業に非協力的な生徒が多かったり、十分に集中できる環境になかったりする場合は、別の学校を検討しなければなりません。
ただし、私立高校を中心に「特進コース」「理数科」など様々な科やコースを設けている高校があり、同じ高校でも偏差値や入学難易度が大きく異なる場合があります。そのような高校では科やコースによって授業の雰囲気や進度、学習の取り組みなどが違うことが普通です。事前にリサーチしておくとともに、授業見学のクラスを選択できる場合は、希望の科やコースを選択できるようにしておきましょう。
教育理念・教育方針
教育理念や教育方針も必ず確認しましょう。
学校によって、生徒にのびのび学んでもらうことを第一にする学校、学業に専念することを最優先させる学校など、方針は様々です。
理念や方針を確認することで進学後どのように学習に取り組めるかがわかります。
自身が勉強に前向きか、ある程度拘束力がある方が集中できるのかによっても、向いている学校は変わります。
校風
自主性を重んじる校風、礼儀を重んじる校風など、学校によって校風にも違いがあります。
教育理念や教育方針では学業への取り組み方が見えてきますが、校風を確認すると生徒の人間性への関わり方が見えてきます。
高校生活の3年間をどのように過ごすかは、今後の人生においても非常に重要なポイントです。
成績だけでなく人間性も高められる学校を選びましょう。
先生の様子
授業風景を確認できるのであれば、先生の様子も確認してください。
わかりやすい授業をしているかはもちろん、生徒との距離は近いか、質問や相談をしやすい雰囲気かを判断できます。
生徒の気持ちに寄り添ってくれる、話を聞いてくれる先生が多ければ、学生生活の不安も取り除きやすく、進路相談もしやすいです。
部活動、課外活動
部活動や課外活動では、生徒のリアルな雰囲気が見られます。
憧れている部活がある場合は練習風景も確認しましょう。
学業と並行して部活動を続けられるか、上下関係やコーチとの関係は良好かを確認しておくことも大切です。
ボランティアや社会貢献などの課題活動を盛んに行っている学校であれば、生徒の人間性を高めることも期待できます。
通学経路や環境
通学経路や環境も確認しましょう。通学時間が長すぎたり乗り換えが多すぎたりすると、毎日の通学が大変です。
また、駅から学校が遠い、駅までの治安が悪い場合、夜遅くに帰るときにトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
治安維持のために学校がどのような取り組みを行っているのかも確認しておくと安心です。
施設、設備
施設や設備も確認しておきましょう。教室だけでなく体育館や講堂、図書館、トイレなどは綺麗か、活動しやすいかを確認する必要があります。
また、体が不自由な生徒のためにバリアフリー化は進んでいるか、移動教室まで楽に移動できる工夫はあるかなどの点も大切です。
受験指導方法
大学受験に向けてどのような指導を行っているかの確認も大切です。進学実績は学校のホームページや説明会でもチェックできますが、実績だけでなくその過程も確認しなければなりません。
特別授業を行っている、志望校別の指導を行っている、模擬試験に定期的に参加させているなど、学校によって指導方法は違うため、自分に合う指導、より成績を伸ばしやすそうな指導を行っている学校を選ばなければなりません。
入試情報
入試に関する情報も確認してください。
学校のホームページにも入試情報は掲載されていますが、それだけではわからない詳細も、先生に直接質問できます。
とくに入試の際に小論文や面接がある学校の場合、個別の対策が必要です。
受験希望者に向けた説明会を別途案内してくれる可能性もあるため、まだその学校を第一希望にしていなくても確認しておいて損はありません。
学校見学時の持ち物
学校見学時の持ち物を紹介します。落ち着いて学校見学をするためにも、準備を万全にしておきましょう。
学校から別途案内されることも多いですが、基本的に必要なことが多いスリッパや筆記用具などのアイテムを解説します。
かばん
まず、かばんは必須です。
学校見学では資料をもらえることも多く、見学時や帰宅時にしまっておけるかばんがなければ動きにくいです。
資料がすっぽり入る、最低でもA4程度のサイズのカバンを用意しましょう。
下記で紹介する上履きや筆記用具を入れられるよう、余裕のある大き目のかばんがおすすめです。
中学校の指定のかばんでも、私物のかばんでも問題ありません。
スリッパ(保護者)
学校見学の際、保護者はスリッパを持参するように言われることが多いです。
講堂や体育館などで説明を受ける場合は基本的に土足は厳禁です。
学校によっては全員分のスリッパが用意できないこともあり、保護者に持ってきてもらわなければなりません。
折りたためるコンパクトなスリッパもあるので、一足用意しておきましょう。
上履き(子ども)
受験生は学校で使っている上履きを用意しておきましょう。
理由は保護者のスリッパと同じで、土足厳禁の場所に入る際に上履きが必要です。
また、部活動の見学や体験がある場合は別途スニーカーなどを用意するよう指定されることもあります。
見学する学校の指示に従い、不備のないようにしてください。
メモ帳、ノート
メモ帳、ノートがあると、先生や生徒への質問の回答をメモしておけます。説明会ではホームページを見ただけではわからない意外な発見も多いです。
また、合同説明会の場合はどの学校の説明を受けたか忘れてしまう可能性もあるため、学校ごとにページを分けて丁寧にメモを残すようにしてください。
筆記用具
メモと同時に必須となるのが筆記用具です。使い慣れている鉛筆やボールペンで構わないので1つ用意しておきましょう。
メモ帳やノート、学校から配布された資料に簡単にメモしておくだけでも、あとから学校選びの参考にしやすいです。
通知表、模試の結果のコピー
通知表や模擬試験の結果のコピーも用意しておきましょう。南関東圏の私立高校の学校見学には、個別相談会があります。個別面談に参加したか、参加していないかによって受験の結果が左右されるとも言われています。
学校によって個別面談への対応、考え方は様々です。しかし、通知表や模擬試験のコピーを学校側に渡すことで個別面談へ参加した証明となります。
また、現状の成績を伝えることで、合格に向けて「何がどのくらい足りないか」「どんな努力をすればいいか」などのアドバイスをもらえることもあります。
学校見学時の服装
学校見学時の服装にお悩みの生徒、保護者のために、適切な服装を紹介します。見学時の服装で合否が判断されるわけではないので基本的にラフな私服で構いませんが、最低限のマナー、身だしなみには注意しましょう。
受験生(生徒)
受験生は中学校の制服で参加すれば大丈夫です。ですが制服でもだらしない着こなしをしていると悪目立ちしてしまう可能性が高いです。基本的には中学校が指定している正しい着こなしで学校見学にも参加しましょう。
とくに指定がない場合は私服でも問題ありませんが、最低限の身だしなみ、清潔感は整えるようにしてください。
靴の履き替えが頻繁にある場合は動きやすい服装を心がけることも大切です。
保護者
保護者には服装の決まりはありませんが、無難な服装を選びましょう。男性の場合はスーツでの参加が一般的です。
スーツがない場合や、堅苦しくなりすぎるのが嫌な場合は、ジャケットとチノパンなど、シンプルで清潔感のある服装がおすすめです。柄のシャツやジーンズなどカジュアルすぎる服装は避けてください。
女性の保護者でもスーツで問題ありませんが、堅苦しい印象を与えたくない場合はセミフォーマルな装いで良いでしょう。
ワンピース、ジャケット、ヒールの低いパンプスなどを選ぶと華美な印象を与えすぎず、無難な装いができます。
男性、女性ともにスリッパを持参しなければならないケースが多く、スムーズに履き替える必要があるため、しゃがみやすい服装を選ぶとよいでしょう。
スリッパを履いている間靴を持ち運べるよう、小さなビニール袋なども持っておくと安心です。
学校見学時のマナー
学校見学時はとくにマナーを意識する必要があります。直接合否に影響するわけではありませんが、悪い印象が強く残ると影響がまったくないとは言い切れません。最低限気を付けておきたいマナーを4つ紹介します。
欠席の際は連絡を入れる
体調不良や怪我、学校行事などで欠席せざるを得ない場合は必ず連絡を入れましょう。学校側は事前予約を受けた人数分の席や資料を確保しているため、無断で欠席すると迷惑をかけてしまいます。
直接入試に影響することはなくても、途中で事故にあったのではないか、遅刻してくるのではないかと余計な心配をかけてしまうかもしれません。
説明の際は話を聞く
学校側から説明を受けている間は私語を慎み、きちんと話を聞きましょう。スマホを触っている様子も、意外とよく見えています。受験生だけでなく保護者がスマホを触っている様子も悪い印象を与えます。
電源は切っておくかマナーモードにしておき、非常の電話がかかってきた場合は離席し、周囲に迷惑をかけないように配慮してください。
展示品に触れない
学校には表彰状やトロフィー、生徒の制作物などが展示されていることも多いですが、無断で触れないのがベターです。
万が一破損してしまった場合取り返しがつかなくなる可能性があり、説明会の後個人面談があるような説明会であれば合否にも影響を与えるかもしれません。
制作物や部活動体験では直接手に取れるものもありますが、学校側からの許可がない場合は触れないようにしましょう。
車での訪問
車で向かった方が楽だからと確認せずに車で向かうと、駐車場が用意されていない可能性もあります。公共の交通機関を利用することを推奨している学校もあるため、事前に訪問方法は確認しておきましょう。
車での訪問を控えるべきなのは、駐車スペースの問題の他、通学や同じく説明会に参加する受験生が事故にあわないようにという理由もあります。
まとめ
学校見学の基本的な知識を解説しました。学校のホームページやパンフレットを見ただけではわからないことを肌で感じられる学校見学は、受験前に必ず参加しておきたいイベントです。
オープンスクールや文化祭など、各学校が学校の雰囲気がわかるようさまざまな工夫をしているので、事前によく調べた上で予約、参加しましょう。
私立の学校は、学校見学後も面談が合否に影響を与えることもあります。参加する際は持ち物の確認を怠らず、マナーを守ることを意識してください。
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